根塚遺跡から三韓土器

手の平より小さな土器片は朝鮮半島でできた土器(三韓土器)と判明した

木島平村にある県史跡「根塚遺跡」から、日本の弥生時代(2、3世紀)後期に朝鮮半島南部で焼かれた「三韓(瓦質)土器」の破片が見つかったことがわかった。

根塚遺跡の発掘は1996年(平成8)から2000年に実施され、多くの出土品が発見された。昨年4月から出土品を再調査した結果、9点が東日本では発見されたことのない三韓土器と判明した。根塚遺跡では25年前に朝鮮半島の鉄で鍛えられたとされる「渦巻文様装飾付鉄剣」が出土していて、朝鮮半島や大陸との交流があったとする考察が補強され、東日本の弥生時代を考える上で重要な発見となった。

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