小沼の伝統を体験 わら馬づくり

大宮さんからわら馬制作の指導を受ける延徳小児童

延徳小学校の6年生は10日、延徳地区小沼の伝統「わら馬」作りを体験。地域の伝統行事「餅かえ」の一端を学び理解を深めた。

わら馬は、市の無形民俗文化財に指定されている約400年の歴史がある餅かえ行事に使用される。毎年3月8日早朝に開催される餅かえ行事で、各戸からわらを編んだ「ワラツト」にあんこやきなこを付けた餅を入れ、わら馬と一緒に持参し、集落中央に建つ庚申塔前に集まり、五穀豊穣や家内安全などを祈願。持参したワラツトを交換しあい、家に持ち帰った餅を食べると風邪をひかないと言われ、わら馬は屋根に投げ上げると火事にならないという言い伝えがある。

コメントを残す