ケビンの一言いわせて! ①
「アウトサイダーから見た、山ノ内の隠されたスキー場」
私が住む山ノ内町は、日本のスキーメッカと言える場所です。国内で最も大きなスキー場や最も高い標高を誇る場所を含め、5つのスキー場があります。ここの雪質は他と比べ物にならず、高い標高のスキー場はシーズンが半年も続きます。スキーは、私たちの観光産業において最も大きな収益源となっています。
それにもかかわらず、なぜ山ノ内町はそのスキー場を隠しているのでしょうか?
というのも、町の人気スポット「道の駅」にある大きな地図を見ると、すべてのスキー場の名前が記載されていますが、「スキー場」という重要な言葉が名前に含まれていません。
さらに、この地図に掲載されているいくつかの写真の中に、スキーの写真が一枚もないのです。対照的に、地図にはすべての温泉が「温泉」という言葉と共にリストアップされています。
スキー場の存在を隠す別の例としては、「志賀高原マウンテンリゾートはスノーモンキーパークに最
も近い」と英語で記載された奇妙なポスターがありますが、そこにもスキーに関する言及や写真が一切ありません。
そして、スキー関連のお土産やステッカー、衣類などの商品もほとんどありません。町の公式ソーシャルメディアの投稿を見ても、スキーに関連した内容はほとんどありません。
このような状況から、私たちのように新しく町に来た人からすると、スキーが地元の人々によって意図的に隠されているか、あるいは何らかの理由で重要視されていないと感じるのは、決して不思議ではありません。
個人的には、町が最大の産業をこのようにあたかも二流扱いする理由について、深い興味と神秘を感じます。