採用を起点に人事・経営を考えるひとづくり勉強会

小布施町に拠点を置く企業を対象に人材の採用、育成、定着を支援する取り組みとして「小布施まちの人事部」が立ち上げられ、10月25日には経営者を対象に「採用を起点に人事・経営を考えるひとづくり勉強会」の第1回目が小布施町商工会館で行われた。

官民協働による地域課題の解決に取り組む小布施まちイノベーションHUBが主催。少子高齢化や人材の流動化が進むなか、人材の確保や育成を重要な経営課題にあげる中小企業が多い昨今、「小布施を働きたいまちに」を目指して勉強会が開催された。

1回目となった今回は、講師にリクルートで採用メディア担当を経て、独立しさまざまな企業の採用定着を支援するフロウスロウ(宮城県)の代表を務める大石豊さん(48)を招き、自社のPR、キャッチなどを含めた求人広告を作るなどのワークを交えながら勉強会が行われた。

大石さんは工夫を凝らした内容が書かれたものなど反響があった求人広告の事例を挙げ「自社はどんな会社なのか、どんな人がほしいのかなどの思いを伝えることが大事」などアドバイスを送った。経営者や人事担当者など7人が参加し、採用について考える場となった。

勉強会は全5回にわたって行われ、次回は21日に実施。参加費は無料で事前申込は不要としている。組織開発や人材育成に取り組む㈱ダイアログウィズ(千葉県)が共同運営し、代表取締役を務める中村一浩さんが講師となる回も予定している。