べに家50年に幕 愛された食堂

女将さんにお会いするのも楽しみでしたので、閉店は残念です。

今月末で閉店するべに家さん。実は、中野市松川で豆腐屋として創業したのが始まりでした。

昭和40年前半、製造から豆腐料理のお店「ささ雪」に。宴会が出来るお店が珍しいこともあり、繁盛していたそうです。東山に土俵があったころには、花見の季節に露店を出していたことも。

そして、昭和61年に現在の場所へ移転。しばらくして改名し、現在の「食房べに家」となりました。ボリュームのあるランチが500円くらいで頂けて人気です。

女将の大越寿ひさ子こ さんは、現在87歳。「元気のあるうちに一線を引いてマレットゴルフ、図書館通いなどやりたいことを楽しみたいのよ」とお話されていました。「続けてほしい」という声も沢山あったそうですが、女将さんがいない「べに家」は考えられなかったそうです。