雪崩捜索訓練

ゾンデ棒を雪中に刺しながら埋もれた人を探す

 戸狩温泉スキー場で21日夜、雪崩捜索合同訓練が実施された。戸狩温泉スキー場㈱が岳北消防本部に協力を依頼して実現したもので、スキー場の従業員20人、消防署員21人が参加。座学と実践で雪崩災害への対応を訓練した。

 同社の村松敏人社長は星降るレストランで開かれた開会式で「2度と災害のないようにやっていかなければならないが、災害はいつ起こるか分からない」とし、不測の事態に備える必要性を強調。その後の座学では、消防署員を講師に雪崩の種類による前兆の有無や雪崩を誘発する環境要因、雪崩発生後の対応などについて学んだ。
 ゲレンデ脇で実施された捜索救出訓練では、雪崩発生現場に人が埋もれた状況を想定し、スキー場従業員と消防署員が合同で捜索を開始。参加者は遺留物にも注意を払いながらゾンデ棒を持って列をなし、雪面にゾンデ棒を突き刺しながら埋もれた人を探した。雪中に何か埋まっていると思われる場合はゾンデ棒を刺したままにし、シャベルを持った後続の隊が雪掘りを実施。訓練では大腿骨骨折で意識のある30代男性と心肺停止の2人を確認し、搬送した。このほか、ビーコンの扱い方に関する訓練もあった。