HANZANつながるプロジェクト

杉原さん(左)の作品解説に耳を傾け
鑑賞する来場者

 野沢温泉村のおぼろ月夜の館・斑山文庫(上原一雄館長)は13日から3月31日までHANZAN(はんざん)つながるプロジェクト第1回記念作品展「杉原信幸 貝殻の船―ゆきやまなみふね―」を開催している。
 HANZANつながるプロジェクトは村を訪れる観光客と若手アーティストをつなげようという初めての企画で、第1弾として昨年10月16日から11月30日まで斑山文庫で展示を希望する若手アーティストを募集し、杉原さんを選考した。
 美術家の杉原さん(38・長野市生まれ、大町市在住)は「原始感覚を現代に生かす」をコンセプトに国内外で作品を展示している。今回は黒砂糖、もち米、石灰を混ぜて作る台湾の伝統的な技法(三合土)とカキ殻で、雪国の白を表現した作品「貝殻の舟―ゆきやまなみふね―」のほか、9作品を展示している。
 13日朝に開かれたオープニングセレモニーで、杉原さんは「力ある野沢温泉村の地と村の象徴的なおぼろ月夜の館と作品の響き合いを感じていただけたら」とあいさつ。訪れた約20人の来場者に対して作品解説などもして交流を深めた。
 同館ではこのほか、「収蔵品展―笠松紫浪の雪と生き物―」と題し、同館が所する笠松さんの木版画作品など約20作品を展示している。入館料は大人300円、小中学生150円。開館時間は午前9時から午後5時。毎週月曜日は休館(祝日の場合は翌火曜日)。問い合わせは同館☎0269・85・3839へ。