みんなが楽しめるスキー場とは?

早稲田大学の学生が村内を調査し、報告した

 木島平村は8日、早稲田大学生10人を招いて自治体や地域が抱える課題について地域住民と協働しながら課題解決に取り組む「地域連携ワークショップ」の中間報告を開催した。学生10人は「“みんな”が楽しめる木島平スキー場とは?」をテーマに、村のスキー場の活用方法や村の特産を生かした企画提案を発表した。
 木島平村では2009年(平成21)から早稲田大学の実践型産官学連携プロジェクト「プロフェッショナルズワークショップ」に取り組み、早稲田大学生から様々な地域活性化策を提案された。今年度から関係者や住民などと有志の早稲田大学生が地域の課題に対して解決策を提案する「地域連携ワークショップ」として取り組み、初めて冬の課題に着手した。
 早稲田大学生は1月に大学で木島平村やテーマについて事前調査をし、2月5日から7日まで現地調査を実施。村役場のほか、村内の宿泊業者、観光関係者へのヒアリングなどを行い、魅力や課題を整理した。
 当日は5人1チーム「帰宅サークル」「りんごスキー」に分かれて、スライドなどを用いて発表。帰宅サークルでは木島平スキー場は人混みが少なく初心者や家族向きのコースであると報告。ターゲットを中国人ファミリー層ととらえ、「スキーを始めるなら木島平スキー場というPRをすればよいのではないか」と発表したほか、村の特産である米に着目し、米袋ソリ滑りや廃棄米をエステに活用する案も提示した。りんごスキーでは村民も観光客も楽しめる観光づくりを提案。雪まつりや雪合戦、紙漉き体験などの村内の体験型観光とスキー場の連携の必要性にふれ、効率的な交通手段として村民の普段利用しない車を活用したカーシェアの提案の検討をしていることを明かした。また、「スキー場を選んでもらうための決め手となるものは」という質問に対して、「村のスキー場と村の産業である農業を含めた魅力をアピールする必要がある」と語った。2チームともインバウンドなど観光に対して村民の意識の共有がされていないことをあげ、村民一丸となって観光に取り組む重要性を指摘している。
 今後は26日に早稲田大学で中間報告を実施し、3月9日から11日まで現地調査で村に滞在。11日の午後1時半から最終報告会を村若者センターで開催する。